春分の日に、今年二度目の恵方参りに、越前大野市へ。
青春18切符を使ったので、片道4時間。越美北線には初めて乗ったので、それなりに満足ではありました。
神社をいくつか巡って、お参り。それでも帰りの気車まで、時間はたっぷり残ってしまいました。
一休みに寄った市の観光案内所で、外の棚に置かれたパンフレットを見ていると、部屋の中から中年の女性が出てきて、一昨年亡くなった従兄の嫁さんと同じようなイントネーションで説明してくれました。とても懐かしかった。
その方が勧めてくれた、今日でお終いになる『おおののひなまつり』。
2000体以上のおひなさまが飾られているのを是非見に行って下さい、と言われて行きました。
そこでは、ほとんど天井まで届くような20段の飾り棚に、お雛様、お内裏様、三人官女、他がびっしりと飾られていました。
なかなか壮観でした。多分名人級の職人さんが作ったものと思われるので、お雛様とお内裏様のアップの写真を撮ってきました。
そこで、眺めているうちに、其々のおひなさまには、それぞれ持ち主の娘さんがいて、その子の幸せを願った親と、場合によってはさらにその親がいたはず。そう思ったら、なんだか、温かい・ありがたい気持ちになりました。よいものを見せて頂きました。
あとで、ふと思ったのですが、あの壮観な2000体全部の写真を撮ればよかった、と後悔と反省をしました。まだまだ、その場でゆとりを持って楽しむことができない自分です。
ありがとうございました。