ACという自覚を得てから、20数年。愛着及びメンタライジングを詳しく学び始めて1年弱。
それらの知識を基に、私の幼児期からの人生を振返ったときに、一番の問題は、『幼児期に親に助けてもらいたい気持ち』を、否認してしまったことかな、と思います。否認したために、その欲求はずっと潜在意識のレベルで保存されて、いつも顕在意識に割り込もうとしていた、助けてもらえないことに対する怒りと共に。
成長してもう、少なくとも親の助けは必ずしも必要では無くなっているのに、助けてもらいたい気持ちだけは幼児期のまま、保存されていたようです。
これらのことが腑に落ちてから、いつもの私の心の中にあった、『どうにかしなくちゃ!』という思いが、やっと徐々に消えて来ているように思います。
自分で自分の心を思い、それを言葉にして理解すること、このことが生き易くしてくれるように思います。その反対が、否認すること。寂しくない、悲しくない、助けてもらいたくはない・・・と、随分と自分の気持ちを抑えつけて来た私でした。
ようやく、ここまで来れて、よかったな。嬉しくてホッとするけど、永い年月をかけてしまったこが、悲しく悔しい。でも、これも過ぎゆく・・・。
読んでいただいて、ありがとうございました。